~今日のみことば~
「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」ヨハネによる福音書3章16節
ルターは、ヨハネによる福音書3章16節を「小聖書」と呼び、自らの死の床でもこの御言葉を口にしたと言われます。この御言葉は、御父が独り子イエスを私たちの救いのためにお与えになったこと、御子イエスを信じる者が永遠の命を得ることを宣言しています。この御言葉から、信仰についての非常に大切な事柄を教えられます。「信じる」という私たちの行為は、「神は、その独り子をお与えになった」という先行する大いなる救いの出来事に基づている、つまり神の救いへの応答であるということです。
近藤勝彦先生が著された『教会教義学』には、信仰について次のように記されています。「人間が神から探され、イエスキリストによって見出されたとき、人間は神との関わりの中に生かされる者とされ、その神への対応は信仰と呼ばれる」。更に、「『神われらと共にいます』とき、それによって神と共にいますものとされた人間の生のあり様が信仰である。したがって信仰は、常に第一の行為ではなく、第一の行為者である神に対する人間の応答的な第二の行為と言わなければならない。」(近藤勝彦著『キリスト教教義学・下』601頁/教文館2022)
大きな愛と憐れみをもって私たちを招いて下さる神様に、私たちも真心をもって信じ従う者とさせて頂きましょう。
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◆教会からのお知らせ
◎【次週の礼拝・2月2日】
・主日礼拝(聖餐式)10:30、主日夕礼拝(聖餐式)17:00
説教「神のために力をあわせて働く」藤井清邦牧師、コリントの信徒への手紙一3章1-9節、讃301、381、514。
※主日礼拝後に壮年会、婦人会、青年会の各会総会が予定されています。
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◆共に祈りましょう。
~主の祈り~
天にまします我らの父よ、願わくはみ名を崇めさせたまえ。み国を来らせたまえ。みこころの天になるごとく地にもなさせたまえ。我らの日用の糧を今日も与えたまえ。我らに罪を犯す者を我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。我らを試みにあわせず、悪より救い出したまえ。国と力と栄とは限りなく汝のものなればなり。アーメン
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日本キリスト教団 聖ヶ丘教会
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